シープドッグ・シアター
2023/07/28~2023/07/31

ザ・ホエール

スタジオあくとれ、東京

ストーリー

サミュエル・D・ハンターの『ザ・ホエール』は、シープドッグ・シアターで初めて日本上演され、この痛切で深いヒューマン・ストーリーを東京の観客に届けた。本作品は、アイダホの小さなアパートで世間から隠れるように暮らす、引きこもりで病的な肥満の英語教師チャーリーを主人公として描かれている。別居中の10代の娘エリーとの絆を取り戻そうと必死なチャーリーは、人生の最期に意味と許しを求めて、償いの旅に出る。

この作品は、2022年にダーレン・アロノフスキー監督、ブレンダン・フレイザー主演で映画化され、アカデミー賞を受賞した。主演のブレンダン・フレイザーはチャーリー役でそのキャリアを決定付けた。フレイザーはその変幻自在の演技でアカデミー賞主演男優賞を受賞し、映画自体も複雑な登場人物と難しい題材を繊細かつニュアンス豊かに描いたことで批評家から絶賛された。

シープドッグ・シアターの『ザ・ホエール』上演は、戯曲の起源に敬意を表するだけでなく、そのテーマの普遍性を際立たせた。字幕付きの日本初演は、パンデミックの影響から抜け出す上で極めて重要な作品であり、劇団にとって3年ぶりの上演となった。

ザ・ホエール

脚本:サミュエル・D・ハンター 監督:マイケル・ウォーカー
スタジオあくとれ、東京
2023/07/28~2023/07/31

キャスト

スタッフ

今後の公演

03/25~04/05
アート
オリヴィエ賞、トニー賞、モリエール賞を受賞した『ART』は、崩れかけた友情を描く、容赦なく可笑しいコメディです。 セルジュが高価な“真っ白の”現代絵画を購入したことをきっかけに、親友のマルクとイヴァンとの間で始まった無害なはずの「好み」をめぐる議論は、次第に敵意を帯びていきます。長年積もっていた緊張が噴き出し、3人は言葉が、最も身近な相手をいかに深く傷つけ得るかを思い知らされます。 鋭く、そして不穏な『ART』が投げかける危険な問い——友情は、どれほどの“真実”に耐えられるのか? ここ30年でもっとも称賛されてきた現代戯曲のひとつである『ART』は、今なお大きな笑いと、思わず身につまされる痛みを同時に呼び起こし続けています。
11/28~12/06
から騒ぎ
シェイクスピア喜劇の傑作のひとつ『から騒ぎ』は、機知とロマンス、そして巧みな欺きに満ちた作品です。ベアトリスとベネディックの軽妙な掛け合いから、噂と名誉が生む暗い影まで、物語は時代を超えて現代にも響くテーマを描き出します。 今回、私たちシープドッグはこの古典に独自の視点を加え、心とユーモア、そして大胆な演出で『から騒ぎ』の世界を新たに立ち上げます。
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03/11~03/21
ラングズ
親密で、ユーモラスで、そして胸をえぐるほど正直な作品――『Lungs』は、愛と親になること、そして燃え続けるこの世界で子どもを持つことが希望の証なのか、それとも狂気なのかをめぐって葛藤するカップルを描きます。 余計な装飾をすべて取り払い、目の前で息づくように展開するこの二人芝居は、現代社会のむき出しの感情と不安を、笑いと切迫感をもって鮮やかに捉えます。 観劇後も長く心に残るこの作品を、皆さまと共有できることを心から楽しみにしています。
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過去の公演情報

ロミオとジュリエット

明治時代の日本は、伝統と進歩の狭間で揺れ動いていた。若い日本人女性が外国人と恋に落ちたとき、悲劇が起こる。

ザ・エフェクト

抗うつ新薬の臨床試験を舞台にした『ザ・エフェクト』は、思いがけず互いに惹かれあうことになった2人の被験者、トリスタンとコニーの人生を描く。

ザ・リトル・フェロー

『ザ・リトル・フェロー』は、復讐に燃えるイングランドで最も有名な宮廷女官を描いた痛快コメディだ。
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